知られさえすれば、顧客が動くという誤解|陥りがちなマーケティングの8つの誤解(第5回)
高さの違う3つの白い円柱が、階段のように並んでいる陥りがちなマーケティングの8つの誤解 第5回

知られさえすれば、顧客が動くという誤解

重要なのはAwarenessではなく、PDAである。

この記事の要点

認知を高めるだけでは、売上は十分に伸びません。お客様の認識(Perception)、意思決定(Decision)、購入行動(Action)の3つ、PDAをどう強化するかが、売上につながるマーケティングの本質です。

PDA:顧客が購入に至るまでの3つの要素。Perception(認識)、Decision(意思決定)、Action(行動)の頭文字です。

現代の顧客は、膨大な選択肢に囲まれています。
どれだけ多くの商品を知っていても、そのすべてを購入するわけではありません。

そこで重要になるのが、顧客が購入に至るまでの3つの要素です。

P:Perception(認識)

お客様は、その商品をどのようなものだと認識しているでしょうか。どのような価値や魅力があると感じているでしょうか。

D:Decision(意思決定)

その認識に基づいて、お客様は数ある選択肢の中から、その商品を自分にとって最も良いものだと判断するでしょうか。

A:Action(行動)

購入したいと思ったとき、普段の生活や行動範囲の中で、簡単に購入できるでしょうか。

この3つを、私たちはPDAと呼んでいます。

例えば、商品を知っていても、その価値が正しく伝わっていなければ選ばれません。
魅力的だと感じても、競合の方が良いと思われれば購入されません。
そして、購入したいと思っていても、近くで売っていなければ購入には至りません。

つまり、認知を高めるだけでは、売上は十分に伸びないのです。

認知から、認識へ。認識から、意思決定へ。そして、実際の購入行動へ。
マーケティングが設計すべきなのは、この一連の流れです。

認知率だけを追いかけるのではなく、PDAをいかに強化するか。それが、売上につながるマーケティングの本質だと考えています。