陥りがちなマーケティングの8つの誤解 第6回マーケティング=広告宣伝だという誤解
お客様がお金を払っているのは、広告ではなく商品である。
この記事の要点
プロモーションは4Pのひとつにすぎません。お客様がお金を払っているのは商品やサービスそのものです。マーケティングとは、お客様に選ばれ続ける商品・サービスと、その仕組みをつくることです。
日本では、マーケティングという言葉が、広告宣伝やプロモーションとほぼ同じ意味で使われることがあります。
しかし、少し考えてみてください。
お客様は、広告にお金を払っているのでしょうか。
もちろん、違います。
お客様がお金を払っているのは、商品やサービスそのものです。
広告がどれほど魅力的でも、実際に商品を使って満足できなければ、次の購入にはつながりません。
逆に、商品やサービスが期待を上回る価値を提供できれば、お客様は自然と繰り返し購入してくれるようになります。
つまり、リピーターを増やすためには、広告宣伝だけではなく、商品やサービスそのものを改善・強化することが不可欠なのです。
マーケティングには、4Pという基本的な考え方があります。
- Product:商品・サービス
- Price:価格
- Place:流通・販売チャネル
- Promotion:広告宣伝・販売促進
プロモーションは、この4つのうちの1つにすぎません。
それにもかかわらず、多くの企業がマーケティング予算や議論の大半をプロモーションに集中させてしまいます。
本来は、顧客が求める価値を商品に反映し、適切な価格を設定し、購入しやすい流通を整えたうえで、その魅力を伝えるべきです。
良い広告が、良い商品をつくるわけではありません。良い商品があってこそ、広告の効果が最大化されるのです。
マーケティングとは、広告宣伝をすることではありません。
お客様に選ばれ続ける商品・サービスと、その仕組みをつくることなのです。
